今月の主題 高血圧の臨床―焦点の合った個別診療へ向けて
扉
苅尾 七臣
1
1自治医科大学循環器内科
pp.5
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101952
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
高血圧は脳卒中や心筋梗塞をはじめとするあらゆる循環器疾患の強力なリスク因子である。降圧療法により、そのリスクが明確に減少することが証明されており、近年、国内外の多くの高血圧治療ガイドラインが発表されている。
これまでに蓄積されつつある高血圧の臨床研究のエビデンスから得られる重要なポイントは、①24時間にわたる厳格な降圧の重要性と、②高血圧をメタボリックシンドロームの一つとして捉えるという2点である。
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.