特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
呼吸器疾患
気胸
蔵本 伸生
1
,
森本 剛
1
1京都大学大学院医学研究科医学教育推進センター
pp.324-326
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101543
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気胸は突然の胸痛や呼吸困難で発症し,場合によっては早急に処置を必要とする救急疾患の1つである.特に緊張性気胸や血気胸は非常に重篤な病態であり,直ちに緊急処置や手術が行われないと生命が脅かされることもある.医師は病状を丁寧に説明したうえで,場合によっては至急に処置が必要であることを説明する必要がある.また,しばしば再発を起こすことがあるために,治癒した後も胸痛などの自覚症状が再度出現した場合はすぐに医療機関を受診するように説明するべきである.
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