特集 Common Disease インストラクションマニュアル―患者に何をどう説明するか
呼吸器疾患
肺塞栓症・肺梗塞
蔵本 伸生
1
,
森本 剛
1
1京都大学大学院医学研究科医学教育推進センター
pp.314-316
発行日 2006年11月30日
Published Date 2006/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101540
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肺塞栓症・肺梗塞は見逃されることが多く,適切な治療が早急に行われなかった場合は予後が悪い疾患である.確定診断をつけることが難しい場合もあり,医師は診断の方法やその限界について丁寧な説明をすることが求められる.急性期には侵襲的な治療を要することがあるために,その利益と危険性について十分な説明を行う必要がある.急性期を過ぎてからも抗凝固薬の内服を継続することが多く,服薬上の注意点を十分に説明することも重要である.
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