連載
目でみるトレーニング
岩崎 靖
1
,
竹村 佐千哉
2
,
中曽 一裕
3
1名古屋大学医学部神経内科
2静岡赤十字病院血液内科
3鳥取大学医学部脳神経内科
pp.2122-2127
発行日 2004年12月10日
Published Date 2004/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101262
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
問題 391
症 例:74歳,男性.
主 訴:右上下肢脱力,ろれつ不全.
既往歴:高血圧にて近医に通院加療中.通常は降圧薬の内服により,収縮期血圧160mmHg前後,拡張期血圧100mmHg前後で安定していた.
現病歴:朝起床時より全身倦怠感を自覚していた.昼頃からろれつ不全が出現し,その後次第に右上下肢の脱力が出現してきたため,神経内科を受診し入院した.
身体所見:血圧120/86mmHg,脈拍60/分・整.体温36.0℃,呼吸音正常,心雑音なし.眼瞼結膜に貧血・黄疸なし.その他,一般内科所見に異常なし.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.