今月の主題 内科レッド・フラッグサイン―よくある症候から危険を見抜く
腰痛,下肢のしびれ
殿部周囲の知覚減少,急性の膀胱直腸障害
関口 美穂
1
,
紺野 慎一
1
1福島県立医科大学整形外科学講座
pp.1527-1529
発行日 2004年9月10日
Published Date 2004/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402101090
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ポイント
姿勢の変化によって症状が軽快する姿勢性要素(postural factor)の有無が,神経性間欠跛行と血管性間欠跛行の重要な鑑別ポイントである.
膀胱直腸障害を伴う間欠跛行は,馬尾障害の可能性が高く重症である.
末梢動脈拍動や腰痛の有無は,脊柱管狭窄と閉塞性動脈硬化症の鑑別に重要な指標であるが,絶対的なものではない.
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