今月の主題 高血圧診療のエビデンスと個別的治療―主治医の役割とジレンマ
降圧目標を達成するための降圧薬処方
【降圧薬の上手な使い方】
緊急降圧療法が必要な場合の降圧薬の使用法
冨山 博史
1
,
山科 章
1
1東京医科大学第2内科
pp.74-76
発行日 2004年1月10日
Published Date 2004/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100669
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ポイント
緊急降圧療法は高血圧性緊急症で適応となることが多い.
緊急降圧療法には動脈圧モニターが必須である.
使用される薬剤としてはニカルジピン, ジルチアゼム, ニトロプルシドの使用頻度が高い.
降圧目標は平均血圧の20~25%程度低下,または拡張期血圧110~100mmHgである.
急性大動脈解離を除き,目標降圧レベルには時間をかけて実行する(1~2時間以上).
急激な降圧・過度の降圧はかえって病態を増悪させることがある.
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