今月の主題 抗菌薬を使いこなそう!―実地臨床での正しい選択と投与法
各種感染症―抗菌薬選択の根拠と投与法
性感染症
圓谷 由紀子
1
,
小山 茂
1
1都立広尾病院内科
pp.652-655
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100600
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ポイント
・原因菌はクラミジアと淋菌が主であり,両者の重複感染が多く治療も同時に行う必要がある.
・クラミジアにはテトラサイクリン系,マクロライド系またはニューキノロン系薬を7~14日間投与する.淋菌はニューキノロン耐性株が増加している.
・腹痛を主訴とする疾患にクラミジアや淋菌の感染が原因である例がある.
・梅毒の治療はペニシリン系薬が基本であり,病期に応じて投与期間を決める.
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