今月の主題 腎・尿路疾患―一般診療から専門診療へ
検査の進め方―腎疾患を見逃さないために
尿沈渣のつくり方と所見の考え方
鈴木 啓介
1
,
三浦 直人
1
,
今井 裕一
1
1愛知医科大学腎臓・膠原病内科
pp.402-404
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100540
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ポイント
・試験紙法の限界を熟知し,尿沈渣を行うことが重要である.
・尿沈渣によって糸球体病変,下部尿路異常を鑑別できる.また,出現する細胞・円柱によって病態を推理でき,疾患を推定することができる.
・尿蛋白量と尿沈渣により腎生検所見が推測できる.そのような意味で,needleless biopsyとも呼ばれている.
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