今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
発症3時間以内に治療開始のために
一般市民・患者・家族への啓発活動
中山 博文
1,2
1(社)日本脳卒中協会
2中山クリニック
pp.290-292
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100517
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ポイント
・発症2時間以内の専門病院到着を実現するには,一般市民への脳卒中の症状・徴候に関する知識の普及と,発症時の救急車を利用した迅速な受診の啓発が必要である.
・わが国の一般市民における脳卒中の症状・徴候についての知識は乏しく,今後啓発が必要である.
・ハイリスクグループの患者には,日常診療において,脳卒中の症状・徴候と発症時の対応方法を教育しておくことが望ましい.
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