今月の主題 連携して診る腎疾患―タイムリーな紹介から患者マネジメントまで
連携して腎疾患を診る時代
市民啓発活動の重要性―日本慢性腎臓病対策協議会の活動から
加藤 佐和子
1
,
安田 宜成
2
,
松尾 清一
1
1名古屋大学大学院医学系研究科病態内科学講座腎臓内科
2名古屋大学CKD地域連携システム寄附講座
pp.1860-1863
発行日 2012年11月10日
Published Date 2012/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402106508
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ポイント
★慢性腎臓病(CKD)は国民の健康に対する重大な脅威であるにもかかわらず,社会的な認知度は未だに低い.
★一般に腎疾患は自覚症状に乏しいため,健康診断など定期的に検査を受け,異常があれば速やかに医療機関を受診することが重要である.啓発活動を通じて一般市民にCKDや検尿の重要性などを理解してもらう必要がある.
★日本慢性腎臓病対策協議会は,行政や日本医師会などの学会・団体,患者会,マスコミなどと協力してCKD啓発活動を推進している.
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