今月の主題 ブレインアタック2006―t-PA時代の診断と治療
ブレインアタックの診断
急性期脳梗塞病型診断のこつ
野村 栄一
1
1広島大学病院脳神経内科
pp.218-221
発行日 2006年2月10日
Published Date 2006/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100499
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ポイント
・脳梗塞の病型分類では,NINDS分類が広く用いられているが,急性期に行う分類としてはTOAST分類があり,使用の機会が増加している.
・t-PAは病型を問わず有効であり,分類を行うことにいたずらに時間を費やすべきではないが,病型によって再開通率や出血性梗塞の発症率は異なる可能性が高い.
・t-PA時代に即した病型分類法を作成し,病型別の治療戦略を検討していく必要がある.
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