今月の主題 ブレイン アタック―超急性期から維持期まで
脳卒中を診る前に
脳梗塞の臨床病型と発症機序
古井 英介
1
1広南病院血管内脳神経外科
pp.1108-1110
発行日 2003年7月10日
Published Date 2003/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102110
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ポイント
・発症機序に基づいて正確な脳梗塞の臨床病型を診断することは,超急性期から慢性期にかけての治療および再発予防に重要である.
・現在,脳梗塞の臨床病型分類は,一般的にNINDS Ⅲ分類に基づいて行われる.
・臨床カテゴリーはアテローム血栓性脳梗塞・心原性脳塞栓症・ラクナ梗塞・その他に分けられ,発症機序として血栓性・塞栓性・血行力学性の3つが挙げられている.
・治療方針をたてるにあたっては,臨床カテゴリー分類が特に重要である.
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