今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療
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【大腸がん】
大腸ポリープへのアプローチ
藤井 隆広
1
1TFクリニック
pp.1950-1952
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100351
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ポイント
直腸の過形成性ポリープは,内視鏡治療の対象とはならないが,右半結腸に存在する10mm以上の過形成性ポリープや,松毬様を呈するserrated adenoma(SV型)においては内視鏡治療の対象となる.
5mm未満の微小腺腫性ポリープの内視鏡治療は,年齢に応じた対処が望ましい.
10mm以上の腺腫性ポリープは,がん化している可能性があるため,特例を除いては年齢を問わず内視鏡治療の適応と考える.
大腸内視鏡検査・治療を行う前には,十分な説明と同意(IC)が必要である.治療前には,抗凝血剤服用の有無は確認すべきである.
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