今月の主題 内科医が知っておくべき がん治療
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【肺がん】
肺がん検診の方法,効用と問題点
楠本 昌彦
1
,
金子 昌弘
2
,
荒井 保明
1
1国立がんセンター中央病院放射線診断部
2国立がんセンター中央病院内視鏡部
pp.1926-1928
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100344
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ポイント
わが国の肺がん検診は,胸部単純X線撮影と喀痰細胞診を行う方法が標準的である.
肺がん検診は,適切に行うならば死亡率減少に寄与する可能性が高い,と考えられている.
低線量CTを用いた肺がん検診は,発見率が高く,かつ発見された肺がんのなかでのⅠ期の割合が多いが,肺がん死亡数の減少効果については証明されていない.
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