胃癌の外科 最近の諸問題
胃癌におけるクリニカルパス導入による効用と問題点
野家 環
1
,
小西 敏郎
1NTT東日本関東病院 外科
キーワード:
胃腫瘍
,
組織効率
,
リスクマネジメント
,
クリティカルパス
,
周術期管理
Keyword:
Risk Management
,
Stomach Neoplasms
,
Efficiency, Organizational
,
Critical Pathways
,
Perioperative Care
pp.1673-1681
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007069236
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
当科における胃癌クリニカルパス(CP)とその導入の成果を紹介した。患者中心の医療を展開し、医療の質を高め、医療の効率化を実現するために、CPのさらなる普及が必須であると考えられる。胃癌でCPがかなり普及し、各施設のCP内容が公開されることにより、胃癌術後管理における施設間格差が浮き彫りにされた。今後は、各施設がバリアンス分析を行いつつ、他施設のCPとも比較して自施設のCPを改善することにより、胃癌治療の術後管理における標準化も進展すると考えられる。
©Nankodo Co., Ltd., 2006