今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方
気道症状治療のポイント
酸素投与の実際―Q“救急での酸素投与の注意点は?” Q“在宅酸素療法(HOT)の導入と管理は?”
津田 徹
1
,
吉本 美華
1
1医療法人恵友会霧ヶ丘つだ病院
pp.1805-1808
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100323
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ポイント
喘息発作時などで基礎疾患がない場合は,酸素飽和度92%を下回ると酸素投与開始,目標は95%以上に.
酸素療法開始後30分~1時間でまず評価,目標はPao260Torr以上,Spo290%以上,pHが7.35以上.
CO2ナルコーシスを恐れるあまり低酸素血症に放置することなく,早期にNPPVなどの導入を考慮.
クリニックでのHOT導入の際は,入院施設のある病院や呼吸リハビリテーションの対応が可能な施設との連携や社会的支援が必要である.
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