今月の主題 これだけは知っておきたい呼吸器薬の使い方
気道感染症治療のポイント
嚥下性肺炎の治療と予防―Q“高齢者の方がむせて「肺炎」で入院したときの抗菌薬使用の考え方と予防の方法は?”
川村 純生
1
,
河野 茂
2
1かわむら内科
2長崎大学大学院医歯薬学総合研究科感染分子病態学講座(第2内科)
pp.1713-1715
発行日 2005年10月10日
Published Date 2005/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100299
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ポイント
誤嚥は気道内へ食物や口腔内常在菌などを吸引することである.
中枢神経疾患や加齢による要因が注目されている.
高齢者では臨床症状が乏しいことが多く,日頃からよく観察しておくことが必要.
大脳基底核に病変を有する患者は嚥下性肺炎を起こしやすい.
嚥下性肺炎の原因菌は複数菌感染が多く,嫌気性菌の関与も重要である.
予防のために摂食介助,口腔ケアに努める.
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