演習・小児外来
〔Case24〕 発熱,咳,嘔吐で紹介された1歳5カ月男児 〔Case25〕顔色不良を主訴に救急車で来院した3カ月女児
香川 二郎
1
,
中村元
2
1藤枝市立総合病院小児科
2太田西ノ内病院小児科
pp.1504-1507
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100254
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症 例:1歳5カ月,男子.
主 訴:発熱,咳,嘔吐.
家族歴:母が本児の妊娠中に妊娠糖尿病であったが,出産後は軽快している.
既往歴:7カ月時に気管支肺炎で入院.
現病歴:8月頃より多飲傾向.10月10日頃より食欲低下,嘔吐傾向.10月14日38℃の発熱にて近医受診し投薬を受け,翌日には解熱した.10月18日嘔吐が頻回となり,近医にて輸液施行.その後も嘔吐が反復し,食事の摂取ができないため連日輸液を受けた.10月22日38℃の発熱と咳嗽が出現し,咳込み嘔吐も認められ一般状態悪化のため,当科に入院依頼となった.
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