演習・小児外来
〔Case14〕 不穏を主訴に来院した8歳女児 〔Case15〕発熱を繰り返す1歳男児
小野 博
1
,
平岡政弘
2
1東京大学医学部附属病院小児科
2福井大学医学部小児科
pp.324-327
発行日 2005年2月10日
Published Date 2005/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100038
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症 例:8歳,女児.
主 訴:不穏.
家族歴,既往歴:特記すべきことなし.
現病歴:1月30日未明から急に39℃度台の発熱を認めた.咳嗽,鼻汁は軽度であった.嘔吐,悪寒,全身倦怠感を認めたため,翌朝9時近医受診した.なお患児のクラスでは5人休んでいる児童がいた.患児は昨年11月,12月に計2回インフルエンザ予防接種を行っている.
身体所見:体温40℃,顔色蒼白,咽頭発赤軽度,肺野清,心雑音聴取せず,腹部平坦軟,圧痛なし,末梢冷感あり,項部硬直なし,Kernig’s signなし.
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