今月の主題 胆膵疾患はこう診る―緊急処置からフォローアップまで
基本的診察法・検査法
血液検査結果の読み方
角 みどり
1
,
大槻 眞
1
1産業医科大学消化器・代謝内科
pp.1340-1343
発行日 2005年8月10日
Published Date 2005/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100219
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ポイント
ALPはアイソザイムを調べることで由来臓器や疾患を特定できる.
また,臨床症状や他の胆道系酵素の測定,画像診断の併用で診断精度が上がる.
アミラーゼ測定は簡便で頻用されるが,リパーゼのほうが急性膵炎に特異度が高い.
膵酵素の上昇は膵炎の重症度や予後を反映しない.
遷延する膵酵素値の異常は膵癌を否定できない.
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