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健康日本21市町村地方計画策定の展望と課題
工藤 啓
1
,
佐々木 裕子
2
,
右田 周平
3
,
荒井 由美子
4
1宮城大学大学院看護学研究科健康政策学
2仙台大学大学院研究科健康科学領域
3山形大学医学部看護科地域看護学
4国立長寿医療研究センター
pp.596-600
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902975
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健康日本21が昨年からスタートし,現在は各都道府県で都道府県版地方計画が策定されている段階である.都道府県地方計画については策定が義務とされる一方で,市町村版の健康日本21地方計画は努力目標とされている.もともと地域保健法では市町村が直接的な対人サービスの要であることから,市町村でこそ地方計画の策定が望まれるのであるが,地方計画策定の取り組みは市町村間でまだばらつきがある.このばらつきの原因の一つは,市町村における策定方法論が確立してないことである.そこで,本稿ではいち早く市町村版の地方計画を策定した事例を実際に取り上げながら、策定方法についての知見を述べてみたい1).
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