進展する地域医師会の公衆衛生活動 インタビュー
大阪市南医師会と大阪市おとしより健康センター(1)—南医師会の地域活動とセンターの開設
大島 久明
1
Hisaaki OSHIMA
1
1大阪市南医師会
pp.116-117
発行日 1990年2月15日
Published Date 1990/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902895
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超高齢化社会における大都市での老人ケアシステムの確立に向けて「大阪市おとしより健康センター」が昨年9月にオープンした.設立は大阪市の外郭団体で,実際の運営は大阪市,大阪府医師会,大阪市南医師会の3者で出資の財団法人である.地元医師会である南医師会はこの運営の中心として大きな力となっている.今回は同センターの副所長を兼任している大阪市南医師会の大島副会長に,南医師会がセンターの運営にどのような役割を担っているかをうかがった.
「大阪市おとしより健康センター」の特徴のひとつは,高齢者が「かかりつけ医師」との関係を密接に保ち,健康教育,健康増進,寝たきり防止,ぼけ防止を目的としたリハビリテーション,レクリエーション,コミュニケーションなどを織り混ぜたデイサービス,さらに在宅ケア介護者を考慮したショートステイを利用しつつ,継続的,包括的に在宅ケアを受けられることである.
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