活動レポート
宮古福祉保健所の言語リハビリ支援:失語症ライブ開催
大城 千代子
1
,
宮川 耀子
1
1沖縄県宮古福祉保健所健康推進課
pp.614-618
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902800
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はじめに
当宮古福祉保健所(図1)では,平成3年度より脳卒中情報システム事業を開始し,脳卒中の発症状況を把握するとともに,機能訓練の早期開始等により,寝たきり発生防止等,一連の支援を行ってきた.しかし,脳卒中右麻痺に伴う失語症等の言語障害については,言語聴覚士等専門職皆無の状況の中で,どのように対応すればよいのか,その具体的な支援方法が確立しないままで対策が遅れていた.
平成9年2月,失語症での支援で,関東地域を中心に活躍されている言語聴覚士が来島した.それを契機に,保健師等関係職員を対象に「失語症の基礎的な理解」をはじめ,失語症についての研修会が開催されるようになった.
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