特集 青少年暴力・2
暴力防止のネットワークづくり
坂本 昇一
1
1千葉大学教育学
pp.874-877
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902630
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近年の新たな問題行動
暴力行為の場合,暴力を振るう理由が,必ずしも被害者とのそれまでの人間関係によるものでなく,加害者がそのときの感情をコントロールすることができないまま,暴力に及ぶことが多い.その場の自分の感情や利害から過剰な反応をして,結果が殺人になることがある.
集団での暴力行為では,一人ひとりはおとなしい少年であるが,互いの興奮が異常な状態をもたらし,自制心をなくしてしまう.
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