報告
地域精神保健福祉活動における保健所と市町村の役割—保健所管内の市町職員および県職員への調査を通して
寺添 千恵子
1,2
,
野田 順子
1,3
1三重県北勢県民局鈴鹿保健福祉部
2前四日市保健福祉部
3国立公衆衛生院保健統計人口学部
pp.554-559
発行日 2001年7月15日
Published Date 2001/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902554
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平成5年に障害者基本法が,平成7年には精神保健福祉法が成立し,地域精神保健福祉活動における市町村の役割が示された.また,平成10年には精神保健福祉法に関する専門委員会報告書1)のなかで,基本的な施策の方向性を「従来の都道府県単位での医療保健福祉制度ではなく,より生活に密着した単位で施策を進めることが必要である」とし,加えて平成11年の精神保健福祉法の改正では,平成14年4月から精神障害者在宅福祉サービスを市町村が主体となって行うこととなった.
今後市町村と保健所が地域の課題を共有し,共通の目標に取り組めるようにするためにも,精神保健福祉施策に関する双方の考え方を明確にすることは重要であると考えた.
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