アニュアルレポート・2001
衛生学の動向
徳永 力雄
1
1関西医科大学衛生学
pp.196-198
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902472
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日本衛生学会は,1929年に各地の大学の衛生学教室,研究所,衛生試験所など56団体が参加して発足した日本連合衛生学会から数えて,2001年で71年になり,2001年4月には第71回日本衛生学会総会が福島市で開催される.前身の組織は,1902年(明治35年)4月発足の日本連合医学会の第1回学会第14部(衛生学,細菌学,伝染病学会の連合会)である.日本連合衛生学会として独立した契機は,学問の専門分化,会員の増加,そして健康生活科学という幅広い領域を包含した研究集団の再構成であったと記されている.会員数は1996年には2,900人に達したがその後減少し2001年1月現在では2,475人である.現在の学会の主な事業は,学会総会の開催(年1回),邦文機関誌「日本衛生学雑誌(Jap J Hygiene)」,英文機関誌「Environmental Health and Preventive Medicine」の発刊(各年4回刊行),ワークショップの開催,日本公衆衛生学会と合同の衛生学公衆衛生学教育協議会活動などである.
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