シンポジウム 第17期日本学術会議環境保健学研連主催公開シンポジウム
都市医学のストラテジー・1
都市医学のストラテジーを開催するにあたって
角田 文男
1,2
1日本学術会議環境保健学研究連絡委員会
2岩手医科大学
pp.678-679
発行日 2000年9月15日
Published Date 2000/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902371
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本シンポジウムを企画しました環境保健学研究連絡委員会(以下,環境保健学研連)は,日本学術会議の第7部(医学,歯学および薬学部門)に属し,人の生存環境にかかわる健康影響を研究する領域を担当する委員会です.日本学術会議は,日本学術会議法(昭和23年,法律第121号)により内閣総理大臣の所轄下に設立された総理府の特別の機関です.わが国の科学者の内外に対する代表機関として,科学の向上発達を図り,行政,産業および国民生活に科学を反映浸透させることを目的としています.その構成員はわが国の人文・社会科学/自然科学のすべての部門の科学者(約70万人)を代表し,各科学分野から推薦された210名の会員から成ります.また各分野別に,それぞれの科学領域を専門とする科学者の数名ないし十数名を委員として構成する総数180研究連絡委員会(以下,研連)が組織されています.各専門科学領域における研究の連絡を図り,その能率を向上させるために必要な事項を調査審議し,かつ行動する委員会が研連です.
今期(1997年7月〜2000年7月)の第17期日本学術会議における活動計画の基本的方向のひとつに「人々(市民)の行動規範の根拠を提供する開いた学術(科学・技術)の構築」があります.当研連では,この基本的方向に沿った具体的な活動方針について種々の検討を重ねた結果,現代の環境保健問題に関して広く一般の人々を視野に入れた公開シンポジウムの開催を最重点に置くことを決めました.
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