特集 地域における生活廃棄物対策
埼玉県所沢市の生活廃棄物処理
山本 次郎
1
1埼玉県所沢保健所
pp.234-236
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902271
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昭和25年11月に市制を敷いた所沢市は,今秋創設50周年を迎える.近年急速に都市化が進み,平成11年11月末には面積72.0km2,人口325,467人,世帯数123,267となった.
図の市北部,東部の産業廃棄物(以下,産廃)焼却施設,周辺7カ所の公営一般廃棄物(以下,一廃)施設などの存在と発生するダイオキシン類による環境汚染,曝露による健康影響は,市のごみ処理問題に付随する大きな課題である.平成11年2月のダイオキシン類汚染野菜騒動などの報道は,結果的に国家的な廃棄物処理施策を推進し,また,厚生省,環境庁,県・市のダイオキシン類実態調査では異常高値も測定されず,市は「みんなでなくそうダイオキシン,ゼロに向けてのまちづくり」をスローガンに掲げて,循環型社会の形成を目指し,ごみ処理問題に真剣に取り組んでいる.
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