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今月の事例 三重県
ベンチマーキングによる健康づくりの行政課題を考える
北村 純
1
,
藤島 弘道
2
1三重県健康福祉部健康対策課
2長野県衛生公害研究所
pp.122-123
発行日 2000年2月15日
Published Date 2000/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902244
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三重県では平成9年度より行政システム改革として独自の事務事業評価を導入し,すべての事務事業の評価を行った.また,新しい総合計画「三重のくにづくり宣言」を策定し,健康づくり関係の指標として,2010年に向け,生活習慣病死亡率の低下やカルシウム摂取量,日常運動時間の増加などの具体的な数値目標を盛り込んだ.
しかしながら,近年,三重県の平均寿命や年齢調整死亡率は全国中位から順位を下げてきており,新たな行政戦略を考える必要に迫られた.そこでわれわれは,最重要課題として生活習慣病予防を取り上げ,その解決に向け,ベンチマーキングの手法を取り入れた健康づくりの推進方法について検討を行った.
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