特集 21世紀に向けての老人保健事業
平成12年度以降の老人保健事業について
西山 正徳
1
,
笠松 淳也
1
1厚生省老人保健福祉局老人保健課
pp.645-649
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902148
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わが国は,世界でも最高水準の長寿を達成するとともに人口の高齢化が急速に進んでおり,少子化ともあいまって,2015年には国民の4人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢社会を迎えることが予測されている.21世紀に向け,社会の活力を保ち,明るい社会を実現していくため,国民一人ひとりが,高齢期を健康で生活できるようにしていくことがますます重要な課題となっている.
高齢期の健康を保持増進し,疾病や要介護状態を予防する主体は高齢者自身であり,行政施策としての保健事業は,その自主的な取り組みを支援する形で展開することを基本とするべきである.
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