特集 公衆衛生をささえるもの—情報
<てい談>公衆衛生における「情報」の活用
岩室 紳也
1
,
國枝 寛
2
,
水嶋 春朔
3
1神奈川県鎌倉保健所
2坂戸市市民健康センター
3横浜市立大学医学部公衆衛生学教室
pp.700-708
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901766
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岩室(司会) 地域保健法で保健所には情報収集分析機能をもたせなければいけないとか,情報ベースの仕事をやっていきましょうとか「情報」という言葉がいろいろ出てきています.しかしわれわれの現場を見て,どれだけ情報ベースの仕事がされているかというと,かなり疑問を感じます.第一線にいる保健婦,医者,栄養士などが情報というのをどう活用すればいいのか,収集から活用までがイメージできるようなお話をいただければと思います.
國枝 私は15年ほど保健所におりましたが,地域保健法絡みで,これから市町村と保健所とが連携して地域保健をといった時に,たまたま地元の市長に引っ張られた形で市の健康センターに移籍しました.
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