特集 今,WHOの歩みから学ぶもの
オタワ宣言とヘルスプロモーション
藤内 修二
1
1大分県佐伯保健所
pp.636-641
発行日 1997年9月15日
Published Date 1997/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901754
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1986年のオタワでのWHOの国際会議で「ヘルスプロモーション」という新しい公衆衛生戦略が提唱されて,11年が経過した.
1978年,ロシアのアルマアタで開催されたWHOの国際会議で提唱された「プライマリーヘルスケア」がどちらかといえば,開発途上国をターゲットにした公衆衛生戦略であったのに対して,ヘルスプロモーションは先進国をターゲットにしたものであった.こうした意味では,日本においても新しい公衆衛生戦略として地域保健法などにその理念が盛り込まれてしかるべきものと考える次第だが,果たしてどうだったのだろう.
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