特集 ノーマライゼーションの実現へ
障害者基本法から「障害者プラン」へ—その流れと課題
山本 和儀
1
1大東市保健医療福祉センター
pp.388-392
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901699
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わが国の障害者(児)施策は,1981年(昭和56年)の国際障害者年を契機とし大きく飛躍したといっても過言ではない.また,今日においては,老人保健福祉計画の策定や公的介護保険制度の導入など,高齢者に関する施策が推進され,福祉の方向性も施設中心から在宅中心へと移行してきている.
一方,障害者(児)に関する施策の現状を考えると,高齢者施策と比較して依然立ち遅れている事実は否めないものの,障害者基本法の策定や障害者プランの策定など,徐々に基盤などの整備がなされてきている.このような状況に鑑み,本稿では今日までの障害者(児)に関する施策の経過などを中心に,今後の課題も含め私見を述べてみたい.
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