活動レポート
高齢社会に向けた新たな試み—北海道新冠町高齢者保健推進員の活動
大沢 フヂ子
1
,
北所 純子
1
,
湯浅 資之
2
1新冠(ニイカップ)町健康管理課
2北海道静内保健所
pp.422-425
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401901286
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はじめに
いかなる制度にも時代が反映されるように,保健推進員制度もまた時代に応じてその姿を変えてきている.
もともと保健推進員制度は,愛育班活動を模倣して昭和47年厚生省の通知「市町村母子保健事業の実施について」が出て以来,全国の市町村に母子保健推進員として次々と組織されたのが始まりである.やがて成人病予防への関心の高まりから,その活動を母子だけに限定せず,住民の手による包括的な健康づくりを実践する目的から,保健推進員と名称を変更し今日に至っている市町村が多い.最近ではさらに,高齢化社会の到来により市町村での早急な高齢者対策が迫られてきている.
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