特集 老人保健福祉計画の推進
老人保健福祉計画の意義と展望
厚生省老人福祉計画課
pp.83-86
発行日 1994年2月15日
Published Date 1994/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900967
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◆老人保健福祉計画作成の経緯
1.福祉ビジョンの策定
はじめに全国的な動向として,昭和63年10月,厚生省・労働省において「長寿・福祉社会を実現するための施策の基本的考え方と目標について(いわゆる福祉ビジョン)」が策定された.この福祉ビジョンにおいて,“今後は地域における保健,医療,福祉サービスの総合的かつ計画的展開を図るため,基本的な方針を定め,在宅サービスと病院,施設について,その体系化および連携を図る”こととされ,また,“高齢者が可能な限り家庭や地域で生活していくことができるように,昭和75年度(2000年度)を目途に,ショートステイ5万床程度,ホームヘルパー5万人程度,デイサービスセンター1万カ所程度,特別養護老人ホーム,老人保健施設あわせて定員50万人分程度を整備する”等の具体的な目標が示されたところである.
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