特集 精神障害者の社会復帰
社会復帰を促進するための条件—福井県入院患者調査から
吉田 靖江
1,2
,
林 佳子
3
,
白崎 昭一郎
3
1元福井保健所
2現鯖江保健所
3福井保健所
pp.13-16
発行日 1994年1月15日
Published Date 1994/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900950
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■はじめに
昭和63年7月に精神衛生法が精神保健法となり,精神障害者の社会復帰の促進が法改正の重要な柱の1つとされた.福井保健所においても,昭和61年から地域精神保健活動を総合的かつ効果的に推進するために,保健・医療・福祉の職員で構成する「地域精神保健業務連絡会(以下,業務連)とする」を開催し,精神障害者の社会復帰をどう促進するか検討を重ねてきた.その結果,アンケート調査を実施し,社会復帰を促進するための条件についていくつかの示唆を得,その後の活動へと展開していった.それらの経過を報告し,今後のあり方を深めたいと考える.
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