特集 産業保健と専門職の役割
産業看護職—期待と責務
前田 和子
1
Kazuko MAEDA
1
1武蔵丘短期大学
pp.769-773
発行日 1993年11月15日
Published Date 1993/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900912
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■はじめに
日本産業衛生学会の中に平成3年4月,産業医会とともに産業看護部会が発足した.部会発足については,学会の定款の見直しが必要であり,それを改正するという大改革を経ての賜物である.この稿を手がけるに当たり,学会としてこれら作業の大英断を下された産業衛生学会前近藤東郎理事長,およびその必要性を着実に検討され実らせるために全力を投入された現島正吾理事長へ心より感謝申し上げる.もちろん産業の場で勤労者の健康支援に当たってきた多くの看護職諸姉が,事業所保健婦研究会,産業看護自由集会,さらにはそれを研究会へと発展させ,その他にも多くの産業看護セミナー,産業看護講座等様々な場で熱心に学び活動されて来たことによるものである.特に深澤くにへ名誉会員の情熱の晶あってのものといえる,それら活動を陰ながら見つめ支えて下さったご理解ある諸先生によるものと改めて敬意の念をもって認識している次第である.
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