特集 地域におけるターミナルケア
箕面市のターミナルケア
中井 紘二
1
,
松尾 高子
2
,
秋好 美恵
2
,
眞島 栄一
1
,
伴 一枝
2
,
浜 裕美子
3
,
浅野 克子
3
,
高谷 ます子
3
,
倉沢 菊世
3
,
青井 靖子
3
,
谷本 弘子
3
Koji NAKAI
1
,
Takako MATSUO
2
,
Mie AKIYOSHI
2
,
Eiichi MAJIMA
1
1(社)箕面市医師会
2箕面市健康福祉部
3箕面市老人訪問看護ステーション
pp.623-626
発行日 1993年9月15日
Published Date 1993/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900877
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◆はじめに
欧米諸国に比べ予測以上の早さで到来する高齢化社会に対応するたあ,わが国においては医療・保健・福祉の総合一体化した諸施策の推進が図られている.このような状況のもとで国は,昭和63年訪問看護等在宅ケア総合推進モデル事業(モデル事業)を全国11市町において実施し,在宅ケアの充実を図ったが,そのうちのひとつとして箕面市は都市近郊型として指定を受けた.市はモデル事業終了後も引き続き市の単独事業として訪問看護事業を実施してきた.昨年老人保健法の改正により老人訪問看護制度が実施されるに当たり,今までの実績を基盤に平成4年4月から老人訪問看護ステーションを開設し,訪問看護活動を引き続き実施している.
これらの対象者は高齢であるため,約半数近くの者がターミナルを迎えている.今回,昭和63年10月から平成3年9月までの3年間の在宅死の事例について,主治医と訪問看護婦が中心となり,資料の収集分析を行ったので報告する.
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