資料
ラオス難民におけるB型肝炎ウイルスの侵淫状況
中田 進
1
Susumu NAKATA
1
1国立医療センター国際医療協力部
pp.516-517
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900851
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●はじめに
東南アジアはB型肝炎ウイルス(HBV)の侵淫地域として知られているが,長く続いた紛争のためラオスでの疫学状況は不明のままであった.国境を接するベトナムでは,ある程度の調査が行われ,HBVが高率に侵淫していることが判明している.今回の調査は,対象者の数の問題,難民を構成する民族の状況が不明である点など,ラオスの一般人口におけるHBVの感染状況を直接示すものとは言えないかもしれないが,資料として一つの情報を提供するものとはなろう.
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