発言あり
明日の医師像
鈴木 弘之
1
,
横沢 せい子
2
1大阪大学医学部
2岩手県立衛生学院
pp.377-378
発行日 1993年6月15日
Published Date 1993/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900814
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「医学教育改革への序章」
今回,医学教育の改革というテーマで発言できることは誠に光栄であります.筆者は哲学思想分野が専門で,現在はその学問的視野を拡大しかつ哲学思想を医学分野に応用しようと医学を学び研究しているところです.筆者にとって「教育」はいつも興味と研究の対象でありました.十数年来「日本の大学教育をどう立て直してゆくべきか」,そして医学部入学以来「日本の医学教育は今後どうあるべきか」という問題に取り組み,考え続けて来たように思います.日本医学教育学会の会員にもなり,全国の優れた医学部の先生方からも多くのことを学んで来ました.今回,医学教育に関して医学生の立場からの意見を聞いてみようという御趣旨で指名していただいたようですので,筆者なりの改革案の一部を紹介させていただくことにします.
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