特集 突然死の現状と予防
総合健診における予知と予防
太田 壽城
1
,
川村 孝
1
,
岩塚 徹
1
Toshiki OHTA
1
,
Takashi KAWAMURA
1
,
Tohru IWATSUKA
1
1愛知県総合保健センター
pp.689-692
発行日 1990年10月15日
Published Date 1990/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401900193
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■はじめに
総合健診受診者の中には,治療を必要とする疾患を有する症例もあるが,ほとんどは外見上健康な中高年者である.
徳留らは,剖検例にみた予期せざる急性死の死因分析をしている(表).40歳以上の中高年について男女別で死因を検討すると,男性の70.3%と女性の69.0%が心血管系の疾患で死亡していた.中でも虚血性心疾患による死亡が男性の56.5%,女性の44.3%と圧倒的に多かった.
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