映画の時間 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    —赦すか、闘うか、それとも去るか—ウーマン・トーキング 私たちの選択
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                桜山 豊夫
                                            
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.598
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 2023年6月15日
                  Published Date 2023/6/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401210075
                
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- 文献概要
少女が、朝ベッドで目覚めると、寝る前にはなかった記憶のないあざやけがの痕跡があるのに気付きます。寝ている間に何があったのか。不安から悲鳴を上げる少女に気が付いた母親にできることは、少女を抱きしめることだけです。
衝撃的な冒頭の場面に続いて、フラッシュバックのように、これまでの経過が描かれます。アメリカの田園地帯にある村で事件は起こります。村人は全員、自給自足で文明から距離を置いているキリスト教徒です。時に、少女たちの身に、冒頭に描かれたような性的暴行の被害が起こっていたようですが、それらは少女たちの作り話として処理されるか、あるいは悪魔の仕業として片付けられていました。あるとき、侵入者に気付いた少女が叫び声を上げたことから事件は発覚し、加害者は逮捕されます。保釈金を支払うために村の男たちが町に出掛けている間、村の女性全員が今後どうするかについて話し合います。村は男性優位の社会で、女性たちは教育を受ける機会もなく、文字も読めませんが、独特の投票を行いました。結果、このまま村にとどまり男たちと闘う(糾弾する)か、この村を去る、の2つの選択肢が同数となり、3つの家族が選ばれて、そのどちらかを選ぶことになります。期限は男たちが村に戻ってくるまでの48時間……。
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