特集 健康問題の解決のための経済学—ナッジ等の可能性を探る
ナッジを活用した生涯を通じた健康づくり体制の確立
村山 洋史
1
1東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加と地域保健研究チーム
キーワード:
健康づくり
,
介入のはしご
,
ライフステージ
,
ブースト
Keyword:
健康づくり
,
介入のはしご
,
ライフステージ
,
ブースト
pp.808-813
発行日 2021年12月15日
Published Date 2021/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209746
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【ポイント】
◆ナッジを取り入れることで,これまでの公衆衛生実践と組み合わせた多様なアプローチが可能になり,社会全体としてより健康な方向に導く方策は一気に加速する.
◆ライフステージによって発達の状況や置かれた環境は異なるため,それぞれの特徴を適切に理解した上で適切なナッジを選択すれば,行動変容を促すことが可能になる.
◆ナッジを効果的に設計・実践するため,ツールの活用や,これまでの公衆衛生活動で培われてきた手法やスキルを,ナッジの視点で整理することが重要である.
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