特集 多様化する環境問題に挑む—ポストコロナ,気候変動,電磁環境,海洋MP汚染など
マイクロプラスチック問題と分散型持続可能な社会の実現
高田 秀重
1
1東京農工大学農学部環境資源科学科
キーワード:
マイクロプラスチック
,
内分泌攪乱物質
,
免疫撹乱
,
分散型持続可能社会
Keyword:
マイクロプラスチック
,
内分泌攪乱物質
,
免疫撹乱
,
分散型持続可能社会
pp.332-337
発行日 2021年5月15日
Published Date 2021/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209624
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【ポイント】
◆全てのプラスチックは遅かれ早かれ劣化しマイクロプラスチックとなり,生態系の隅々まで汚染する.
◆マイクロプラスチックは食物連鎖における化学物質,特に添加剤の運び屋になり,ヒトの免疫系への影響が危惧される.
◆人類の健康,温暖化抑止のためにも,流域単位で物資が流通・循環するような分散型持続可能な社会の中に,プラスチックフリーを位置付ける必要がある.
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