特集 感染症法施行20年の歩みと到達点—COVID-19の流行を踏まえて
検疫法の変遷と新型コロナウイルス感染症の経験を踏まえた今後の対応
福島 靖正
1,2
1厚生労働省
2元・成田空港検疫所
キーワード:
検疫法
,
新型コロナウイルス感染症
,
国際保健規則
Keyword:
検疫法
,
新型コロナウイルス感染症
,
国際保健規則
pp.239-243
発行日 2021年4月15日
Published Date 2021/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401209600
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【ポイント】
◆現在のわが国における検疫は,国際保健規則(IHR)の制定に伴って大幅に改正され,1971(昭和46)年に施行された検疫法に基づき実施している.
◆2020年1月の新型コロナウイルス感染症発生を受け,検疫法に基づく政令指定を行った後,さらに2度にわたり検疫法を改正した.
◆今後の検疫の在り方については,検疫所と保健所との役割分担,変異株への対応,ICTの活用,クルーズ船対応等が検討課題である.
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