映画の時間
—誰にでも忘れられない恋がある.—男と女,モントーク岬で
桜山 豊夫
pp.501
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208917
- 有料閲覧
- 文献概要
作家のマックス(ステラン・スカルスガルド)はベルリンからニューヨークを訪れ,自分の自伝的小説の朗読会を開いています.彼の作品のプロモーションを取り仕切っているのは,マックスと事実婚の状態にあるものの,ニューヨークの出版社に勤務しており,普段は別居生活している妻のクララ(スザンネ・ウォルフ)と,ニューヨーク滞在中,彼の秘書的な役割を担っている広報担当のリンジー(イシ・ラボルド)です.
マックスは,かつてニューヨークに留学していたようです.朗読会の後,留学時代の恩師と再会し,かつて付き合っており,今回の小説にも登場するレベッカ(ニーナ・ホス)について聞き出します.リンジーの活躍もあって,彼はレベッカに会いに行きますが,彼女はマックスと別れた後もドイツに戻らずに,ニューヨークで弁護士として成功していました.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.