特集 産業保健のトピックス
扉
pp.237
発行日 2016年4月15日
Published Date 2016/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208395
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本誌では,保健所や市町村等のいわゆる地域保健の現場で公衆衛生を実践している方々の購読が多いため,産業保健に関する特集は少なかったのが実情です.
しかしながら,非正規雇用労働者や高齢労働者の増加などの雇用環境の変化により,職域保健だけではカバーしきれない労働者の健康支援に地域保健が関わる必要性が指摘されています.また,メタボリックシンドロームに着目した特定健診・特定保健指導のような地域・職域共通の保健事業の導入など,地域保健と職域保健の情報の共有化や連携を促す取り組みも増えています.さらに,中途障害者や難病・がん等に罹患した従業員の就業継続支援など,地域保健の関わりを強化すべき課題も増えています.
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