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あとがき/投稿申し込み書/著作財産権譲渡同意書
高鳥毛 敏雄
pp.648
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208266
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大学を卒業して2年余りがん登録の部署でがん登録情報を使った疫学研究をしていたことがあります.データ処理は大型計算機でないと無理な状況でした.現在はパソコンで何でもできる時代となり,隔世の思いがしています.
今では病院の外来医師は,パソコンに向かって,検査をオーダーし,検査結果をパソコン画面で確認して診療するのが一般的な光景となっています.病棟では患者にバーコードが振られ,点滴薬や血液検査の検体にもバーコードをつけられ,情報機器で照合しながら作業するのが普通になっています.入院患者の病室における体温や血圧などのバイタル情報も病室にパソコンが持ち込まれ入力されています.穿った見方かもしれませんが,看護師の中にはパソコン入力に必要な情報収集に力を注いでいますが,他方で患者のアナログ的な情報収集する余裕がなくなっている人も増えているようにみえます.
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