予防と臨床のはざまで
研究・実践からアドボカシー(政策提言)へ
福田 洋
1
1順天堂大学医学部総合診療科
pp.285
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208166
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1月25日に,日本健康教育学会主催セミナーが開催されました.新しい常任理事会,学術委員会発足後の新企画で,テーマは「研究・実践からアドボカシー(政策提言)へ」です(http://nkkg.eiyo.ac.jp/privacy/pg371.html).
オタワ憲章では,advocate(唱道)は,enable(能力付与)やmediate(調停)に並んで,ヘルスプロモーションの重要な戦略の1つと位置づけられています.WHOの『ヘルスプロモーション用語集』(1998)でも「ある健康目標やプログラムのための政治的関与や政策的支援,社会的承認やシステム的支援を得るために考えられた一連の個人的・社会的活動のこと」と定義されており,今回のセミナーでは,この重要な戦略であるアドボカシーに焦点を当て,さまざまな活動レベルでどのようにして日頃の研究や実践活動をアドボカシー(政策提言)につなげていくのか,講演と討論が行われました.
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