特集 公衆衛生のリーダーシップ
扉
pp.5
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401208093
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
地域保健法が成立した1994(平成6)年から20年を経ました.今や,多くの公衆衛生関係者は市町村行政で働くようになっています.政令指定都市の保健所に加え,中核市の保健所が増えています.
この間に最も大きな影響を受けた職種は保健師です.一般行政組織の中で保健師は公衆衛生のアイデンティティを保ち続けることに努力が必要な時代となっています.市町村の行政事業に追われ,漫然と仕事をしていることでは住民の公衆衛生ニーズに対応した活動につながらず,保健師のアイデンティティが問われる難しい状況におかれているようにみえます.
Copyright © 2015, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.